式根島ワーケーション記録

※まだ執筆中だよ

 

2022年06月

東京の南、伊豆諸島の東京都新島村所属、式根島。

東京都の浜松町駅にある竹芝客船ターミナルからジェット船で約3時間。

透き通った海に囲まれ、温泉が湧いている小さい島。

徒歩で30分もあれば島の端から端までいけるぐらいの大きさの島だ。

そこで療養も兼ねた1ヶ月間のワーケーションをしてきた記録。

(TOP画像は色々悩んだ結果、一番お世話になった白石川海水浴場)

式根島ワーケーション

ワーケーションのきっかけ

第一の目的は療養。
去年あたりから体調が悪くなってきていて、ここ最近も症状が治まる気配がなかった為、思い切って休養しようと思った。しかし、会社を辞めるまでの決断ができなかった為、社長と交渉し、3ヶ月間の療養の権利を獲得した。

 

主張した権利は3つ
  • フルリモートでの作業許可
  • 就業時間の短縮(h8→h6)
  • 期間は最大で3ヶ月間

 

流石に、こちらからの譲歩が1つもないと交渉にならない為、給与面で折り合いをつけさせて頂いた。柔軟な会社で良かった。(規則なんてないような会社なので・・・)

そこで1つ思い浮かぶ事が、仕事で行くのならば経費にできないのか?という事。細かくいうと社員ではないため、今は個人事業主としてお金を頂いている。そのため、経費にならないか調べ、さらに税理士さんとも相談した結果、仕事をしたというエビデンスを残し、休日分は経費に含めないよう按分し、按分計算の根拠をしっかりと保存すれば、経費にしても大丈夫なのではないかという事になった。
(ワーケーションの事例が少ないので、絶対大丈夫ではないし、食費など普通の生活で使うようなお金は経費に含めないという前提)

そんな療養期間のうちの最初の1ヶ月間を過ごす場所を式根島に決定した。

 

式根島をワーケーション先に選んだ理由

まずはゆっくり1ヶ月間療養できる場所にしたかった。ゆっくりするなら島かな?という形で調べていくうちに、「ワーケーション」という言葉が目に入った。この言葉、自分が実践するまで知らない単語だった。「ワーケーション 島」で検索したところ、google先生の上位に式根島がヒットした。

調べていくうちに、近年、ワーケーションに力を入れていて、各スポットでWiFi環境も整えて、期間限定だがコワーキングスペースも開業し、ウェルカムムードだった。コロナ禍という事もあり、歓迎されていなかったらイヤだったので、その点は有り難かった。

さらにこの島、温泉がある

  • 無料(1カ所だけ200円)
  • 24時間入り放題
  • いくつもあって選択可能

療養する上で温泉は欠かせないと思っている日本人なため、この点は見逃せなかった。

あとはちょっとした理由だが、東京都内住みなので、船で3時間で行けるのは近い気がした。近いけどなかなか行けてなかった伊豆諸島に行くチャンスで、近いけど海が綺麗らしい。

最終的な判断は

  • 温泉がある
  • 海が近い
  • 無料WiFiが島で完備されている
  • WiFi完備と長期滞在プランが存在する宿の存在

これが式根島を選んだ最大の理由だ。

式根島で宿泊先に選んだ宿

式根島 湯ったり宿ひだぶんGH

先にも述べたが、長期滞在プランが存在して安かった事と、WiFiがしっかりしていそうな点で選んだ宿。実際のWiFiは、1階と2階の両方あり、さらに細かいことを言うと、電波が届きやすい2.4GHz帯。スピードの速い5GHz帯。両方完備していたため、状況に応じて使い分けられた。(2.4GHz帯で十分だったけど)

あくまでもワーケーションとして仕事をする上で、インターネット環境が整っている事は必須だった為、この点では何の問題もなかったと言える。VPNで接続しながら、youtubeで音楽流し、会社と自宅にあるパソコンに同時リモートしながらプログラミングの仕事したりは快適にできた。・・・あとなんかいる?

さらに言えば、1階にも2階にも共同で使える机と椅子、ソファーがあり、外のテーブルにもWiFiの電波は届いているため、気分によって場所を変えながら仕事ができる。自分はもっぱら2階の机で仕事をしていたが、コミュニケーション取りたい人は1階がオススメ。

実は、2週間滞在したあと、次の2週間は別の宿を探すつもりだった。単純に色々な宿に行った方が楽しいでしょという理由と、式根島の地理が分からなかったので、行きつけになる場所が近い宿が良いなと思っていた。しかし、1週間過ごしていて、他の宿も検討していたが、この宿で十分な環境が整っているし、快適だし、行きたい所も近い。そして何より安いけど居心地が良い・・・というのが決め手となって2週間の延長をお願いした。

 

式根島のワーケーション環境

各スポットに無料WiFiがあり、1時間単位で無料で使える。見渡しの良い、神引展望台なんかは4G回線もバリバリ届く。テーブルと椅子も(ワーケーション用というわけではない)あったりするのでそこで作業も可能。

個人的に主に利用したのは、石白川海水浴場と松が下雅湯。宿から近いこともあったが、石白川海水浴場は、テーブルがある位置が、木の枝でちょうど日陰になるのが良かった。松が下雅湯は足湯しながらできたのが良かったが、屋根がないので曇りの日を選んだほうがいい。石白川海水浴場でWeb会議すると、背景がものすごく映えるでみんなに羨ましがられるかも。

雨の日でも、式根島開発総合センターのロビーで無料WiFiが使えるので、室内でも作業が可能だ。室内なので電源もあり、使ってる人もいたので、多分使って良いと思われる。(確定ではない)

コワーキングスペースがあるみたいだが、時期によってはやっていないみたいなので、あまり当てにはできない。自分が行った時はやっていなかったが、宿の環境で整っていたので困りはしなかった。ただ、プリンター使いたいとなった時などは欲しいかなと思う。

無料WiFiスポットがあるとはいえ、ほとんどが外。つまり、太陽と虫との戦いとも言える。集中できるかと言ったらそうでもないかもしれない。結局は宿の施設に依存すると思って良いかもしれない。

式根島での暮らし

なるべく朝早く起きて夜も早く寝て、睡眠時間も長くなるよう心がけた。何しろ療養目的だから。

朝ご飯を軽く食べ、石白川海岸で海を見ながらラジオ体操と、太極拳のスワイショウを軽くして、そのまま海岸や宿の周辺を散歩して宿に戻る。

9時から仕事を開始して、12時前にはお昼ご飯を買いにお弁当が売ってるストアへ。宿からは「おくやま」が一番近いが、個人的には「みやとら」でお弁当を買うことが多かった。日替わり弁当など種類豊富でお店は狭いが所狭しと品が並んでいて、コンビニみたいに揚げ物とかも売っていてなんか好きだった。多分、島で唯一、最近話題のヤクルト1000も売ってた。距離的にも歩いていくと軽く運動にもなったし、近所の猫達が出迎えてくれるので癒された。

お昼を食べた後も近所の散歩や、海岸遊びをしたりしていた。靴だけマリンシューズ履いて足だけは濡れても良いような格好で遊んだ。海はまだ冷たいので全身浸かるのは辛い。

午後は16時まで仕事して終了。ここで就業時間を2時間減らした成果が出てくる。まだ16時!遊べる!ここでも島巡りしたり、猫の写真撮りに行ったり、軽く自然散歩したり、農業・林業やったり、スポーツ広場でボール借りてバスケットボールや、壁当てなどして楽しんだ。

18時30分から宿にお願いしていた夕飯を食べた後、温泉へ。体をほぐしたり、逆流性食道炎に効果ありとされるマッサージしたりしながら温泉を楽しむ。

宿に帰り、シャワーで体を洗って、Youtubeなど見ながらまったりしてから就寝。

結構、自由時間と睡眠時間があるように感じたがそれもそのはず。通勤時間(往復2時間ぐらい)+2時間就業時間短縮で、4時間も時間が増えていた。

滞在中お世話になった自転車

滞在期間中、レンタル自転車も借りていた。行きたい場所にすぐに行けるのは何よりも強い。長期レンタルだからもっと安くしてほしかったが、交渉する勇気がなく、ちょっと安くはしてくれたけど、ほぼほぼ言い値でレンタルした。25日間で25000円。オフシーズンだし、もうちょい粘れた気がする。

大体の物は島のストアで揃うとは思うけれど、何か足りなかったら、Amazonのプライム会員なら送料無料で届く。しかも最短で2日で届いてビックリした。

関係者に届け!ここをもっと良くして!ここがダメだよ式根島

快適なワーケーション環境は、結局、宿次第な部分がある。無料WiFiが色んな場所で使えるよ!色んな環境で仕事できるよ!足湯しながら、海見ながら、神引展望台で景色見ながら(展望台はWiFiは無いが、スマホの電波はバリバリ届く)。1、2回、曇りの日なら良いと思う。自分みたいに1ヶ月も滞在していると、結局は宿の机と椅子でやってることが多い。

理由としては色々あるけれど、まずは直射日光が暑い。石白川海水浴場は、かろうじて木が覆いかぶさっているので日陰ができるのでまだいいが、その他の場所は全部直射日光が当たってキツかった。屋根つけるのは大変だと思うので、簡易的に持ち込んだ日傘でも立てられる感じにできたら嬉しいかな。あと、大浦海水浴場は2022年06月現在で、WiFi使えなくなっていた。キャンプ場が利用停止になってる影響らしいが、あそこはバーベキュースペースに屋根があってワーケーションにはちょうど良いのに勿体無い。これで宿がWiFi使えなかったりしたらどうするか?最悪、開発総合センターのロビーで使えた。窓口の人に聞いたら自由に使ってどうぞってことだったので、1回だけ利用させていただきました。あとは、みやとら(shop)さんの店前のパラソル付きテーブル借りる?

オフシーズンに開店している飲食店の情報が欲しい。やってないならはっきり書けないだろうか?島cafe963は、ネット見てる限りではやってるものだと思っていた。なので、オフシーズンは、毎週水曜日お休みのサンバレー以外はやっていないと思った方がいいし、サンバレーも臨時休業多発するのでアテにしてはいけないのがネック。

自転車の長期貸し出しプランが欲しい(できれば安価で)。これは自分の交渉能力の無さも問題だったが、交渉しないといけないのもまた問題。1週間とか、それこそ宿の宿泊日数に合わせた安価な自転車貸し出しプランを用意させてほしい。結局、1日1000円で25日間借りちゃったよ。(高いと思う)

憩いの家にシャンプーがないのは理由があるのだろうか?あったほうが嬉しい。

宿のネット予約対応してほしい。こればかりは宿次第だと思うので難しそうだが、できる宿があれば差別化もしやすいのでは!それか、例えば、観光協会が予約ページ作って代わりに電話して確認してくれるみたいなサービス。オンシーズン中は厳しいと思うが、それ以外だったら大体空いてそうだし、可能なのでわっ!?

 

式根島のワーケーションを終えて

来るまでは、満足できるネット環境なのか心配はあったが、そこは何も心配なかった。それさえクリアできればあとはどうとでもなる。

肝心の仕事がはかどったか?というのをよく聞かれるんだが、リモートしてる時点ではかどってない!多少の自分への甘さは出てしまう。でも、いつもと違う環境で仕事ができたし、ストレスは激減していたと思う。

なんたって日々が楽しかった。毎日海見て、海岸遊びで岩登ったり、人があまり通ってなさそうな自然の道を歩いたり、猫と戯れたり、温泉入ったり。温泉なんて、滞在期間中、1日だけ雨だからって理由で行かなかったが、それ以外は雨でも毎日行ったよ。毎日温泉入ったよ!これがもう自分の中でやっばい。6月の海は冷たいのに無謀にも海に入り、しばらく泳いで寒いからってそのまま温泉行って温まって帰ってくる。じゃあ海岸の近くに温泉作ればもっといいじゃん!とか思って簡易温泉場作ってみたりもした。だって海岸にも温泉湧いてるんだもん。どんな環境よ!


年に最低1ヶ月は式根島生活して体をリセットするっていうのを毎年やりたいと思うぐらい式根島にハマってしまった。肝心の体調もよくなっていった傾向にあり、ずっと悩んでいた腹痛も、なくなったんじゃないかなぁ?自分がしたいことを実現していたので、ストレスが激減していったお陰だと思う。

楽しいことだらけだったが、綺麗な海と気軽に戯れる事ができた事と、温泉に気軽に入れた事がやっぱり大きい。気軽というのがまたミソ。どっちも徒歩数分で無料で楽しめる。温泉帰りの真っ暗な道を温まった体を海風に当てて冷ましつつ物思いにふけながら歩くのがめっちゃエモかった。。。つまり、ほぼ毎日温泉入ってるので、ほぼ毎日エモかったw

他にこんな環境あるだろうか? あったら教えて欲しい。正直、住むなら式根島と新島比べたら新島かなと思った瞬間もあるが、海と温泉の近さ。この距離感は式根島でしか味わえない。自分が想像していた理想郷に近い環境がここにあった。

ワーケーション最後の日、宿のご好意でバーベキュー送別会が開かれた。1ヶ月間ワーケーションプランで泊まったのは自分が初めてだったらしい。ちょっとだけ特別になったのは嬉しい。さらに、なんだかんだのノリからフラダンスが披露された。これはもう一生思い出に残るよ。


式根島ありがとう。
式根島に住んでる方ありがとう。
ワーケーションのレポート書いてくれた方、企画した方、ありがとう。
お陰で式根島を知れて来れました。
本当に良い生活が送れました。感謝です。
ありがとうございました。

式根島の楽しい・・・したい!

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式根島の猫達

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